不動産含み損益とは貸借対照表に計上されている不動産の価額（取得価額−減価償却累計額）と不動産鑑定評価による時価の差額を含み損益と定義づけ掲載しております。

法人が取得した土地は取得価額で貸借対照表に計上され、その後時価が変動しても貸借対照表上はそのまま取得価額で計上され続けます（減損損失を計上する場合は貸借対照表計上額は下がることがありえます）。また法人が取得した建物は取得価額から毎年減価償却費という形で損益計算書を通じて徐々に貸借対照表計上価額が下がっていきます。
つまり、貸借対照表に記載されている不動産の価額は直近の時価は反映されいないため取得時から時価が上昇（下落）した場合は貸借対照表もしくは損益計算書に掲載されていない簿外の「含み益（含み損）」があることになります。
この含み損益は、将来における不動産の売却や家賃収入により実現（損益計算書に損益として反映）するものと考えられます。（ただしあくまで時価どおりに売却できた場合）

時価は各投資法人の財務諸表注記に記載されているものを掲載しております。

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